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一気読みでした

2017年07月27日
本の虫 0

時代小説はあまり好きではないというか、100冊読む中に2~3冊混じって

いればいい方。

題名を挙げろと言われても、即には出てこず、考え込んでしまう。


そんな私ですが、この「眩」は借りていたほかの本を中断して、340ページ

あまりを一気読みしてしまいました。


主人公は大好きな杉浦日向子さんの漫画「百日紅」から知った葛飾応為

(お栄)。

絵にとりつかれた気風のいい江戸っ子お栄の姿が文字の間から浮かび

上がります(映画のせいもあり??)。


絵を描くことが生きていくそのもの、それ以外の日常生活には無頓着。

何をしていても、絵の素材としてどのように表現するかを思案している。

ひたすら己の求める絵を、父を真似て、父を超える絵を描き出そうと

する姿。


「どこで生きても、あたしは絵師だ。」と言い切る清々しさ、江戸時代に

今に通じる仕事をしていくことの大変さ、でもその中でも毅然として己を

貫く女性の芯の強さが、鮮やかにそして爽やかに行間から醸し出されて

きました。







光と影、色の濃淡、人々の動きや息遣い、表紙の「吉原格子先之図」、

太田美術館に見に行きたくなりました。





  北斎美術館も
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スミレ(小紫)
Admin: スミレ(小紫)

山好き、犬好き、読書好きの理系女。時折産業翻訳をしつつ、ゆったりと人生のたそがれ時を過ごしたいと心がけています。

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