ちょっと悲しいこと
美術館に行ったとき、夢中になって見ていて、一緒に行った友人と
はぐれてしまい、キョロキョロとして捜していたら、それらしき人物を
発見

でもなんか変なんですよね、いまいち印象が違うような。
薄暗い会場を出て、お日様の光の中でよく見て、分かりました。
白髪を染めている

私より学年では1年、歳は1歳10か月下、でも退職を機に染めなくなった
ので、白髪歴は私より長かったのに。
「時間もお金ももったいない」というのが口ぐせで、とてもきれいな白髪
というか、ホワイトヘアだったのですが・・・。

心変わりの理由を聞いたら、ホワイトヘアだと常に実年齢以上に見られ、
この間は80歳に間違われて、それでカラーリングを決意したとか。
「乗り物で席を譲られるのは嬉しいけど」、でもそうしない人々の過剰反応
(前に立つと急に居眠りetc)にはそんなつもりで立ったわけじゃないのにと、
傷ついていた様子。
背が低くくて、ちょっとふくよかな分、なおさら老けてみえて、ほぼ後期
高齢者と間違われてしまうのよね~と自嘲気味に話していました。
以前グレイヘアについて書いた時、「自分の髪の色を愛し、自信を持って
いること。」なんてカッコよく書いてしまいましたが、現実はやはり厳しいです。
若く見られたいわけじゃないけれど、髪だけで年齢を決められてもね。
私も映画館でシニア割りのとき証明書の提示を求められなかったり、時には
席を譲られたり、たまにハーフ(あるいは外国人)と間違えられたりで、
感ずるところはあります。
これが私と思いつつ、でも身近でネガティブな体験をして気持ち的に傷ついて
いる友人を見ていると、ちょっと悲しいですね。
写真は茶の湯展に着ていったきもの。
当然、もう単の紬、楮の名古屋帯、それに紗の羽織を着て出かけました。
グレイヘアですが、何か?

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