茶の湯 その2
美術館連絡バスは思った以上にスムーズに竹橋から上野に移動。
途中秋葉原などを通り、茶の湯とは異次元の賑やかさ、華やかさに
クラ~としながら東京博物館に到着。
平日だというのに、こちらは思った以上の混みよう。

第1会場に入った途端、数々の唐物図、室町時代からの茶の湯の歴史。
頭を切り替えての鑑賞です。
展示されている茶碗や花器も唐物で、天目や青磁。
次いで侘茶の誕生へと進みますが、茶碗や茶入はいまだ多くが唐物。
喜左衛門井戸などの大井戸茶碗、三井で見た覚えがある三島茶碗の
二徳三島など、ようやく、以前見たものが蘇ってきます。

そして第3章の侘茶の大成に至ってようやく楽茶碗を含む和物が展示
されるように。
作品リストに「無一物」があったので、喜んだのも束の間。
やはり展示期間の関係でもう見られませんでした。
利休や織部、大名茶人たちの茶杓が数本、どれも繊細で細身。
最後の第5章では明治時代の4人の数寄者のコレクションの展示。
藤田美術館にある交趾大亀香合を見たいと思っていたのですが、4人の
入替え展示で、ここでも見られずです。
今回は8週間にわたる展示ですが、短い作品の場合は2週のみ展示という
のもあり、事前に作品リストを確認して見に行く日程を決める、ぜひとも
見たい作品がある場合は、日程によっては複数回見に行く必要性を強く
感じました。
それにしても平日でもあの人出。
墨跡や消息は見ようにも、人の波に押され、暗い中での判読はもうでき
なかったのが残念でした。
最後の数寄者は原三渓

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