ようやく取ってきます
年末年始に読む本がないと嘆いていましたが、数日前数回しか使ったことがない図書館から貸出予約した本の順番が来ましたので来所くださいとのメールが。
こちらに来た時はいろいろ図書館を見て歩くのも楽しくて、そこはどこに住んでいてもOK、名前、住所さえしっかりしていればといいとのことで、図書カードを作ったところ。
近くの図書館に申し込んだ時に100人以上待ちだったので、ダメもとでそちらの図書館にもネットで予約しましたが、そのことをまった忘れていました

せっかくなので取りに行こうとしていたら、仕事が入って・・・。
今日はお休みにして友人と横浜美術館に行くので、その帰りにようやく取ってきます。
で、取って来るのは、「森瑤子の帽子
彼女のデビュー作、「情事
仕事はしっかりしていたつもりだし、会社自身も今でいうベンチャー、若い人がほとんどで、これまでの常識にとらわれずに仕事をさせてくれていたけれど、でも目に見えない障害を何とはなしに感じていた頃。
30代は今ではまだまだこれからだけど、あの当時はもう下って行くのみなんだろうな~と思っていた世代。
そこでよき妻、よき母以外の自分を求めてあがいていた女性の情事を描いた作品は衝撃的でした。
「夏が終わろうとしていた」という書き出し、今でも時折思い出す一節です。
デビュー作でアッという間に時代の寵児に。
ステキな家族がいて、でも颯爽と経済的に自立した女性のアイコンになり、数々の女性誌にも小説やインタビューが真っ赤なルージュ、肩パッドの入った高価でボディコンなファッションの数々とともに掲載されて。
途中からそのあまりに時代の先端を行く姿に付いていけなくなって、作品もだんだん読まなくなりました。
バブルから30年以上経ち、あの頃をまた違った視線から見るのもいいかな、と今回長~い順番待ちをして、ようやく回って来た1冊。
お正月はフレイザーと森瑤子を読みつつ、少し仕事してになりそうです


長いイントロでした


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