「日日是好日」を観てきました
お茶から離れて数年経ちますが、どうしても観たくて早々に行って来ました。
季節の移ろいを感じさせる茶室の佇まい。
夏の爽やかな風、ピンと張り詰めた冬の空気、そして茶釜のお湯の音。
お茶ってこんなにいいものだったんだ~、十数年前初めてお茶に触れた
時の感動を思い出しました。
理屈じゃなく体で覚える、五感で感じる、そして私はいつも「はゆったりと
落ち着いて、お茶では急がなくてもいいのよ」と言わ続けました。
お点前だけでなく、先生からお聴きするお軸やお道具、また茶花の話が
新鮮で、茶道のバックボーンにある日本の文化の一端を垣間見せていた
だくのが、楽しみでした。
ただ東京に出て来てから習った先生とは相性が合わないというか、先生
のお教室の運営、教え方etcについて行けなくて、止めざるを得なかった
のは返す返すも残念です。
友人と年に数回お茶会の真似事をしていますが、それもだんだん減って
しまって・・・。
もっと気軽にお茶を愉しみたい、そんな気持ちをまた湧き立たせてくれる、
優しいけれど、力強さに溢れた作品でした。

この日は久しぶりにきものを引っ張り出して着て行きました。
一見紬に見える柔らかもの、半幅帯をかるた結びにしました。
希林さんのおきもの姿がよかったな。
札幌の先生を彷彿させるゆったりとした、地味だけどすっきりとした着こなし。
黒木華ちゃんは柔らかものだけだったのが、残念、もっと日常での着姿も
見たかったな。
三日月に点てるのは、難しい


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