犬は昨日を愛する生き物
大辺路に行くちょっと前から読み始めた「さいごの毛布」。
本当は仕事に集中しなくてはならない時期なのですが、なぜか息抜きに
手に取って読んでいます

老犬ホームを舞台としてそこに入れられた犬の背景、人付き合いが苦手
で就職がうまくいかずその施設で働くことになった主人公。
大きな事件はないけれど、犬を取り巻く現在の世相を描いています。
「犬は昨日を愛する生き物ね。今日も昨日と一緒であればいいと思っているわ」
飼い主に見捨てられて(と言っても、ホームの費用は払っている)ホームに
入れられた犬が、飼い主さんが連れ戻しに帰ってくるとひたすら待つ姿を
見てオーナーさんが言った言葉。
昨日が幸せだったから、今日も一緒にいる、一緒にいたい、それが犬。

戻って以来お散歩と、私の好きなイタズラはするものの、ノエルの仕掛け
る遊ぼうよ~のお誘いをほとんど無視している現状。

ノエルは詰まらないだろうなと思っているし、実際そうなのですが、それでも
この本を読んでいると飼い主に対する犬の切ない思いがじわじわと伝わって
来て、ノエルもそう思ってくれているといいなと、ついつい考えてしまいました。
犬は習慣の生き物というのはあまりに散文的


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