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寛永の雅

2018年02月18日
お出かけ 0

お茶を習おうと思っていろいろ調べていたとき、遠州流は最も遠い存在

のひとつでした。

「きれい寂び」と女性雑誌で書かれているのに違和感を感じてしまった

のが多分にあり、選択肢から早々に除外しました。


でもその内容を調べているかと言われると、そんなことはなく、感情的な

ものでした。


サントリー美術館で開催されている「寛永の雅」展もそんなので、あまりと

いうか、まったく期待せず、友人に誘われて出かけたつもりだったのですが。


まず、会場に入ってすぐの仁清の「白釉円孔透鉢」の繊細さ、端麗さに

目が釘付け。


恥ずかしいことに寛永文化についてはほとんど知識がないことに気付き

ました。

説明を読んで、2代将軍徳川秀忠の娘の東福門院の後水尾天皇との婚姻

などによる公武融和政策による寛永文化の興隆。

その中心にあって活躍した小堀遠州、野々村仁清、狩野探幽。


展示を見て行くにつれ、解説を読んで行くにつれ、点が線になり、線が

面になり立体的に迫って来る作品の数々。


落ち着いた色調、洗練された造形、今まで知らないで、あるいは意識して

触れないで過ごして来たのが何とももったいない気持ちでいっぱいになりました。


茶碗は唐物重視から和物に、これに伴いサイズも少し小さめに。

仁清は金森宗和の影響の強い、宗和好みで、よく見ている多彩な色彩

による後期の作品とは異なった印象。

個人的には御室焼きの銹絵染付菊七宝文茶器や仁清の赤楽、銘熟柿や、

色味のきれいな和蘭陀半筒茶碗などが気になりました。


安土桃山時代を経て、スポッとぬけていた江戸初期の文化、茶道具について

学ぶことの多い展示でした。







展示は始まったばかり、またぜひ訪れたいと思っています。






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スミレ(小紫)
Admin: スミレ(小紫)

山好き、犬好き、読書好きの理系女。時折産業翻訳をしつつ、ゆったりと人生のたそがれ時を過ごしたいと心がけています。

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