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一体どうしてこの邦題に・・・

2020年05月29日
翻訳 4

紹介に載っていたエマ・トンプソンの写真を見て、観てみようとした「いつか晴れた日に」。
間違いなくジェーン・オースティンの作品だけど、こんな小説あったか、思いだせない。
ネットで調べたら、小説自体は「分別と多感(Sense and sensitivity)」とほぼ原文通り。

18世紀のイギリス、女性には相続権がなく、長男にすべて財産が譲られる。
貴族のオットの死後、後妻とその娘3人は前妻の息子(義理の息子であり、義兄)とその妻に追われるようにして館を離れ、後妻のいとこが所有するコテージに移り住む。
そこで出会った男性と紆余曲折を経て、結ばれるというハッピーエンドなお話。
ちょっと行きそびれ感があるしっかり者の長女エレノアにエマ・トンプソン、美人で多感な二女にケイト・ウィンスレット。ヒュー・グラントがこの映画では珍しく(?)誠実な求婚者を、ハリー・ポッターシリーズで悪役(?)を演じたアラン・リックマンがちょっと歳の離れたこれまた誠実な求婚者を演じていて、ちょっと不器用でもどかしい恋愛模様が面白かったのですが・・・。

どうしても解せないのが邦題の「いつか晴れた日に」、セリフにでもあったのかとも思いつつ、記憶になし。
確かにハッピーエンディングは晴れた日のようですが、小説がもう何年も前に訳されほぼ定番となっているのに一体どうしてこの邦題に変えたのか、首を捻ってしまいました。
で、もしかしたら定番化しているけど、日本語としては古めかしくあまり自然に響かない、ちょっと変えてもその印象に大差ないならまったく別物にした方がいいと思ってこうしたのかなとも深読みしちゃいました

それにしてもイギリスの男子のみの相続、ダウントンアビーのストーリーの発端ともなっていて、小説や映画のストーリー作りにはいいかもしれませんが、その時代に生まれてなくてよかったと思わされる法律です。









夫婦同姓とか時代錯誤な法律はいまだありますが・・・
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スミレ(小紫)
Admin: スミレ(小紫)

山好き、犬好き、読書好きの理系女。時折産業翻訳をしつつ、ゆったりと人生のたそがれ時を過ごしたいと心がけています。

Comments 4

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いとこいさん  

こんばんは
誕生日のお祝いコメントありがとうございました。
うれしかったです。
元気で充実した毎日を過ごしていきたいと願っています。

紫陽花の花の色がしっかりついていますね。
こちらはまだこれからです。

2020/05/29 (Fri) 22:29

スミレ  

To いとこいさん

いとこいさん、いつもありがとうございます。
大変な時期ですが、どうぞゴンちゃんとお幸せな1年を
お過ごしください。
こちら、色がしっかりついている紫陽花とまだ咲き始め
のものもあります。少し関西より早いでしょうか。

2020/05/30 (Sat) 12:56

amethyst  

No title

いつか晴れた日に、
映画のタイトル写真に見覚えがあってでもストーリーは
はっきり覚えていません。
映画のタイトル、日本語にするとオリジナルから
どうしてこうなったんだろうっていうのありますね。

ジェインオースティンの映画はその時代のインテリアや服装が好きなのですが
印象が中途半端で、きっと飛行機で「高慢と偏見」をなんとなく見たんだと思います。

それと気になったのはハリポタでスネイプ先生を演じた
アランリックマンさんが出演とのこと。
髪の色も違うし表情も違うのでえ?と思いましたが
よく見ると確かにスネイプ先生です。
今はもうなくなっているとのこと、でも様々な映画の役を
こなされている素敵な俳優さんだったんだとも
スミレさんのおかげで知りました。




2020/05/31 (Sun) 16:39
スミレ(小紫)

スミレ  

To amethystさん

amethystさん、ありがとうございます。
そうですね、オースティンの作品は予定調和的にハッピーエンドになりますが、
そこに至るまでのもどかしさが丁寧に描かれていて、印象が強烈ではないですね。
オースティンを見たり読んだりするとその時代背景、暮らしぶりが分かり、
やっぱり楽しいですね。

アラン・リックマン、役柄によって印象がずいぶん違って見えて、悪役も紳士も
難なくこなせるすごい俳優だと改めて感じさせられました。

2020/05/31 (Sun) 21:40