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消化不良

2019年08月19日
本の虫 0

我らが少女A」を読了し、ドイツの刑事もの、ネレ・ノイハウスの「悪しき狼 (創元推理文庫)」に取り掛かりました。


期待していた高村薫の新作、確かに読みやすく、引き込まれて行ったのですが、終わり方が??なのです。

登場人物の心理描写はそれなりに事件の真相を解くカギを暗示している場合もあり、面白かったのですが・・・。

肝心の少女Aの心理描写が少なすぎ。周りの人間から見た彼女は描かれていても、本人が何を考え、なぜ行動したかが、それだけでは伝わってきません。

消化不良です・・・


合田警視も警大の教授となり、捜査の最前線に立てるわけではないので、物語にドラマティックな展開はなく、淡々と合田警視を含む事件関係者の気持ちを綴っていく。


読み終わって、「で、何が彼女にそうさせたか」が靄の中のまま。「悪しき狼」を読んでいても、ふと少女Aはどう考えていたのかと、脈絡もなく頭の中に疑問が湧いてきます。


それでも合田警視が警視庁に戻ったことだし、次回作以降で少し歳を取った合田警視(57歳)のラストスパートの活躍に期待しようと思います。




book shelf190819





そうやって考えさせるところが高村薫のすごいところか
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スミレ(小紫)
Admin: スミレ(小紫)

山好き、犬好き、読書好きの理系女。時折産業翻訳をしつつ、ゆったりと人生のたそがれ時を過ごしたいと心がけています。

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