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定年退職後、フリーの翻訳者としてボチボチ働いています。

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ドストエフスキーと愛に生きる

  20, 2014 20:17

昨日は「見逃した映画特集2014」で、「ドストエフスキーと愛に生きる」を観てきました。


主人公はドストエフスキーの新訳で作品に新しい光を当て、再評価に導いた翻訳家。

DVDはドイツ語版で英語の字幕のみしか発売されていないので、

この機会に出かけました。

のっけから「負い目があるのよ」 との発言。

スターリンの粛清で父を亡くし、第2次世界大戦でのドイツによる占領、

ナチスによる友人の殺害、対独協力、ドイツでの勉学と時代の波に翻弄され、

ドイツにも、祖国ウクライナにも、そして多分ソビエト(ロシア)にも、

負い目を感じつつ、でも本を離さず、言葉を武器として生き抜いてきた

女性の凛々しさを感じさせるます。


淡々とした彼女の日常生活、そして半世紀ぶりの帰国を描く中で

垣間見る緻密で言葉を研ぎ澄ます翻訳作業。


やっている分野も内容もまったく違いますが、「翻訳は言葉を右から左に

移し替えるだけではだめ。原文に寄り添い、一度すべてを自分の中に

取り込なまくてはいけない」、「常に全体から生まれる。全体を見なければ

理解できない」との言葉に深くうなずき、

「何故翻訳をするのかは、逃れ去っていくものへ憧れかもしれない」

というフレーズに心躍る自分を発見しました。






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  •   20, 2014 20:17
  •  2

COMMENT 2

Tue
2014.12.23
06:36

sogno  

No title

へえ、こんな映画もあったんですね。
知りませんでした。
2014年、見逃した映画はいっぱいあります。
いつか、そのうち、見たいです。

2014/12/23 (Tue) 06:36 | EDIT | REPLY |   
Tue
2014.12.23
07:48

スミレ  

No title

sognoさん、行ったのは渋谷の小さなシネマでしたが、そこでは
「こんなのあったの!?」という感じの観たい映画がありました。

DVDにもならないだろうと思われる映画なので、観てよかった!

2014/12/23 (Tue) 07:48 | EDIT | REPLY |   

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boo